NIKKEI NET(日経ネット):訪日観光客2000万人目標、前倒しを: "国交相、観光庁発足1年で 観光庁が1日、発足から1周年を迎えた。前原誠司国土交通相は同日の記者会見で、2020年に訪日外国人数を2000万人に増やす同庁の目標について「あまりにも計画として甘すぎる。できるだけ前倒しする努力をしたい」と述べ、目標を上方修正する考えを示した。具体的な目標設定については月内にも新たな審議会を設け、策定する方針を明らかにした。前原大臣の焦りは分かる。09年度の訪日外国人数は昨年度比2割減となった。みんな日本に来なくなったのだ。このままじゃニッポンはいよいよ世界のイナカと化す。でも今のシステムではお金をばらまいてもイナカの農村地主が儲けるだけ。またぞろ「リゾート法」の二の舞になる感じだ。
国交相は「パリやローマは1都市で年6000万~7000万人の外国人が訪れる。自然や文化遺産など観光目的が多い日本で現状はさびしい限り」と語った。政府は「10年に訪日外国人を1000万人」との目標を掲げていたが、それと並んで昨年10月の観光庁発足時に「20年に2000万人」との新たな目標も設定した経緯がある。
金融危機の影響もあり、09年の訪日外国人は600万人程度にとどまりそう。「10年に1000万人」の目標達成はほぼ絶望的。同日記者会見した観光庁の本保芳明長官は、この1年を振り返って「観光庁は数字を上げていくことが一番の仕事。数字が上がっていないのは申し訳ない」と陳謝した。(01:55)"
観光庁は、そもそも「観光」とはなになのか、もう一度「観光」の原義に返って勉強する必要がある。興膳宏氏の名コラムが参考になる:
Letter from Yochomachi: 9/27 Today 世界観光の日……日本一の「観光地」はどこ?: "「観光」の語は、『易経』に始めて見える。「国の光を観る。用て王に賓たるに利あり」とあるのがそれである。「国の光を観る」とは、国の盛んな繁栄の様を観察するということ。そうした輝かしさにあこがれて、多くの人々が国王の賓客になろうとする。
首相は新年の施政方針演説で、外国人を対象とした「観光立国」の政策を推進すると述べた。それはよいが、そのためには国が応援団ではなく、当事者であるとの立場をよほど自覚してもらう必要がある。"
そう、「観光」とは「国の光」なのである。ネットウヨが排他的ナショナリズムを臆面もなくわめき散らし、既得権集団がエゴばかり押し出してごねているような国に「光」はないのである。この辺を正すのが、まず一番望まれること。
このページにも触れてあるが、ニッポンで一番外国人観光客を引き寄せている場所はどこかご存じか。京都でもない、箱根でもない、銀座でも浅草でもない、別府でもニセコでもない、もちろん島根・山口や鹿児島の薩長イナカでもない。それは新宿なのである。新宿は観光庁なんかから一銭もお金を貰っていないはず。ただ外国人に対し寛容であり新宿の人口の10%は外国人だ。これが外国人を引き寄せている。ここ:
なぞなぞ「外国人観光客が一番訪れる日本の“観光地”はど〜こだ?」
イナカの地主を儲けさせるだけの「箱物観光投資」なんか止めて、みっともないネットウヨを撲滅することにお金をかけた方がよほど効果的だと思う。
9 件のコメント:
ネットの人種差別書き込みは法律で規制できないのか。またウヨの街宣車もナントカできないものか? あれを見かける度にニッポンを逃げ出したくなるけど、外国人観光客にはもっとキモチワルイだろう。
団塊のサヨを撲滅すれば、日本の社会の偽善がなくなり、もっと平等で公正な社会になり、ウヨが活動をやめる。
我々は、団塊のサヨと断固として戦う
↑はウヨ? ウヨはかっこ悪いけれど、同情したいところもある。うまいこと既得権集団に利用されるだけ利用されて、そのくせ見返りを貰えていない。可哀想だと思う。
右翼=外国人排他というのなら、欧州のそれは日本の比ではありません。フランスとか知識人と呼ばれる層でも普通にイスラム教徒の学生にスカーフをかぶるな、かぶりたいなら学校に来るなとか言いますからね。ドイツもトルコ人排斥が物凄いですし。私刑での死亡事件も珍しくありません。しかし、フランスもドイツも観光客の数は世界有数です。もう少し世界を見たほうがいいですよ。右翼がいるから外国人が来ない・・・内向き過ぎますね(笑)
フランスやドイツは外国人労働者の比率が日本の6、7倍です。年間の難民の受け入れ数も桁が2つ違う(日本は100人未満、向こうは数万)。その分社会的摩擦も大きくなる。フランス国民戦線のナンバー2は「私たちは極右でも何でもない。日本のような移民政策を理想とするだけなのです」と言いました。外国の右翼に羨ましがられる、世界で最も同質性の高い国が日本なわけですが、それでも街宣者で叫んだり、ネットで差別語を書き散らしたりせずにいられない人達の精神状態は哀れです。
>ネットウヨを撲滅することにお金をかけた方がよほど効果的
このようなことを日本の観光を振興するために必要であると本気で仰っているのでしょうか?
そもそも、ネットウヨを撲滅することにお金をかけるというのは、具体的にどういうことでしょうか?
インターネット上での検閲を行い、「排他的ナショナリズム」の言論を統制でもするというのでしょうか?
そんな、言論統制した国に住みたいとお思いになりますか。私は恐ろしいことだと思います。
また、佑二さんの言われるとおり、外国人観光客の数が日本よりもはるかに多いドイツやフランスの方が、
外国人排斥の運動が、(日本のネット上のものに比べ)非常に露骨です。
そもそも、外国人観光客が日本に来ない原因が日本人の「排他的ナショナリズム」にある、と感じている人間がどれだけの割合なのでしょうか?
その因果関係がはっきりしているのでこのようなことを提案されているのでしょうか?
御自身の好悪で物事を決め付けるのはいかがなものでしょうか?
欧米の方と話して気づいたのですが欧米には日本に電脳都市的なイメージを持っている人がかなり多いです。国際的な存在感が薄れている今、日本がニュースなどで取り上げられるときはロボットや最新の車、携帯電話関連に限られるからでしょうか。日本の都市部が人気なのも納得できます。
メディアに踊らされやすい若い女性などをもっと煽って最新のテクノロジーによりお金を使わせるように仕向けるといいと思います。世界中から人を引き寄せる原動力になるはずです。
ちょっとずれてる。
ネットウヨとやらを撲滅したところで、ネットでも現実でも活動し続ける旧来の排外的なタイプの右翼は消えないわけで。そもそも観光に来る人は来たいから来ているのであって日本のネット言論がどうかなんて気にしない。安全面で気にするのはどちらかというと現実的な治安がどうこうってところでしょ。
ネットウヨと一言で言っても色々あって、中韓敵視に限定するものから、外国人全般を敵視する国粋主義的なものまである。
私などは、狭小な国粋主義は国を滅ぼすものであり、将来のことを考えれば移民などにも前向きに考えなければいけないと思う。
だが、その前提として在日の特権などは廃止するべきでは。
また、総連なんかの反日団体の活動も排除されるべき。
それからマスコミにおける在日の影響力が不自然に強いことや、NHKの報道が中国よりなところとか。
こういうところがネットの普及によって大衆の知るところとなって、ネットウヨが生まれたのだから、これを無視してネットウヨ排除とか叫んでも、大多数の若者を敵に回して団塊のサヨと戦うという反応にしかならないのでは。
コメントを投稿